Tokitがただのクラウドファンディング・プラットフォームにとどまらない理由

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すでにローンチしてしまいましたが、SingularDTVのTokitが既存のクラウドファンディングとどう違うのか?という記事が公式ブログで書かれてましたので和訳してみます。いつものようにザック氏の熱いポエミー節交じりですがちょっと読んでみましょうか。

Tokitがただのクラウドファンディング・プラットフォームにとどまらない理由

SingularDTVが初の開発アプリケーションであるTokitを発表した時、当然のことながら、既存のクラウドファンディングの手段―Kickstarter、Patreon、Indiegogoなど―との比較が行われました。その後には予想通り、「Tokitはただのクラウドファンディングの手段ではないのでしょうか?」という質問が続きました。

その答えは、これから説明する通り、YESでもありNOでもあります。

TOKIT:クラウドファンディングの進化

まず簡単な答えである「YES」の方について検討してみましょう。Tokitはクラウドファンディングのプラットフォームです(もしくはその目的で使うことが可能です)。

TokitのLaunchpad機能はクラウドファンディングのツールですが、それを以前のクラウドファンディングイテレーションと比較することは、過剰な単純化であり、Tokitが発行するトークンの根幹の機能の1つを見逃しています。

TokitのLaunchpad機能は、従来的な意味でのクラウドファンディングのためのものではありません。Launchpadは価値の交換を行うためのものだからです。

 

クラウドファンディングについての旧式のパラダイムでは、支援者は単純にプロジェクトにお金を寄付するだけでした。価値の交換は制限されており、実情として、それは支援者からクリエイターへの一方通行のシステムでした。

クリエイターは支援者からお金をもらい、プロジェクトを進めて何かを作成します。時には支援者にTシャツでもプレゼントするかもしれません。

 

Tokitはパラダイムシフトです。Launchpad式のクラウドファンディングでは、実際の動的な価値交換が可能になります。何度言っても足りないほど重要なことですが、クリエイターのトークンは彼らの知的財産の代わりになっており、それに関連する収益の流れを表しているということを覚えておいてください。

Launchpadを使って、そうしたトークンの一部を一般向けに販売することで、クリエイターは実際に、ファンたちに自身の作品の所有権を提供することができるのです。この場合もファンはプロジェクトの創作を支援してはいますが、この仕組みでは視聴者とアーティストの互恵関係が築かれています。

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