トランプ政権幹部、仮想通貨規制の「最適点」の必要性を主張

米国政府は仮想通貨エコシステムの監督において「最適な点」を見つける必要がある、と米国消費者金融保護局局長代理のミック・マルバニー氏は水曜日に述べた。

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 調査・分析を行う企業であるCBインサイツによって主催されたフューチャー・オブ・フィンテック・カンファレンスにおいて、米国行政管理予算局のトップでもあるマルバニー氏はビットコイン賛成派という自身の特性を宣伝し、加えて財政に関して保守的であり、米国議会における「ビットコイン部会とブロックチェーン部会の創設者の一人」であるとも述べた。

 ビットコインへの支持はさておき、マルバニー氏は規制は投資家を保護するために重要ではあるが、政府は負担の大きい法律や規制によって潜在的な投資家や開発者が市場に参加することを妨げるべきではないと主張した。

 彼は以下のように説明した。

 「ビットコインの歴史における早い時点で、あらゆる発展中の金融テクノロジーの場合と同様にビットコインの規制に関しても最適な点を探す必要があると分かっていました。もしマウントゴックス事件が日常的に起こるようならば、市場の信用は著しく低下し、イノベーションを妨げます。反対に、過剰に規制し、人々の市場への参加を妨げれば、それもまた悪い結果をもたらします」

 つまり「私たちは真ん中のゴルディロックス(最適な道)を求めているのです」とマルバニー氏は語った。

 彼は投資家保護の不足から生じるかもしれない懸念についても説明し、「それは新しく、革新的な技術であり、非銀行システムでであり、そのようなものです。もし人々が自身のお金にアクセスできないのであれば、それは問題です。したがって、法律はそのような場所で正しく機能ししています」
 
 マルバニー氏は現在彼が行おうとしていることは現行の法律の適用によって予期しない悪い結果が起きないようにすることであると主張した。

 「もし何かしらの理由で私たちが従来の金融機関の観点からしか状況を見ることができず、それによって予想に反した、もしくは愚かな結果がもたらされるのであれば、それこそが私たちが特定し、防ごうとしていることです」と述べた。

 

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