ビッサム、盗まれた仮想通貨1400万ドル分回収と断言

韓国の仮想通貨交換所ビッサムが、最近のハッキングで生じた損害が約半分になったと述べた。

 コインデスクが以前報じたように、取引高で見て韓国、そして世界でも最大級の仮想通貨交換所であるビッサムは6月20日にハッキングを受け、複数の仮想通貨で計350億韓国ウォン(3100万ドル)が盗まれた。

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 同社は28日に進捗状況を公表し、世界中の交換所と協力してさらなる損害を防ぎつつ資産の一部1400万ドル分を回収した結果、損害が190億ウォン(1700万ドル)に減少したと断言した。

 ビッサムは28日の更新で、ハッキングで11種類の仮想通貨が盗まれたとも初めて明らかにした。特に損害の多くはビットコインで、2016ビットコイン(当記事公開時点で1200万ドル相当)が盗まれたという。

 他の主要な仮想通貨の損害は、2219イーサ、692ビットコインキャッシュ、520万XRPで、コインデスクの最新の価格データによると、それぞれ95万ドル、48.7万ドル、240万ドルに相当する。残りは比較的知名度の低い仮想通貨で、大量のエルフ、ゴーレム、カイバーネットワークトークンが含まれる。

 同交換所は続けて、この事件はまだ完全には終結しておらず、同プラットフォーム上での資産の引き出し・預け入れの停止は継続すると説明した。ビッサムはこれまでのところ、サービス完全再開のメドを明らかにしていない。

 20日の盗難後、ビッサムの24時間取引高は大きく減少している。コインマーケットキャップのデータによると、当時の取引高は4億ドルだったが、現在は1億2400万ドルだ。

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